お知らせ

2026-02-06 23:09:00

 

Respiratory Investigationで、Brensocatibの第Ⅲ相試験(ASPEN trial)の日本人データが報告されています。

 

Efficacy and safety of brensocatib in Japanese patients with non-cystic fibrosis bronchiectasis: Analysis of the ASPEN trial - PubMed

 

筆頭著者は複十字病院の森本耕三先生です。

 

ASPEN studyには、日本人が87例登録されていました。

(10 mg30例、25 mg28例、プラセボ:29)

 

本試験では、12か月間に2回以上増悪歴のある症例が組み入れられています。

 

日本人においても下記の項目において、有効性が示されています。

 

年間増悪回数の減少

  10 mgRR 0.37 (95 % CI, 0.16–0.87)

  25 mgRR 0.32 (95 % CI, 0.14–0.75)

 

初回増悪までの期間延長

  10 mgHR 0.46 (95 % CI, 0.19–1.12)

  25 mgHR 0.48 (95 % CI, 0.20–1.17)

 

重症増悪の回数の減少

  10 mgRR 0.11 (95 % CI, 0.01–1.04)

  25 mgRR 0.30 (95 % CI, 0.06–1.62)

 

呼吸機能(FEVおよびFVCの変化量)やQOLQOL-B RSSスコアやBEST symptom diary score)においても、特に25 mg群では良好な結果が得られています。

 

安全性については、プラセボと差はありませんでした。

 

本試験に登録された日本人集団は、その他の国の集団と比較して、以下のような特徴があげられています。

 

COPDの既往が少ない

 

NTMの既往が多い

 

ICSの使用率が低い

 

マクロライドの使用率が高い

 

%FEV1の平均値が高い

 

3回以上の増悪歴を有する患者が多い

 

 

このような日本人特有の背景があっても、Brensocatibの有効性が得られていたという貴重なデータになります。

 

 

Brensocatib20258月にFDAで承認され、同年11月には欧州でも承認されています。

 

今後、本邦でも承認が予想されています。