お知らせ
9月24日~30日は
非結核性抗酸菌症 啓発週間
です。
PDFを学会からダウンロードできるようですので、
是非各施設の外来などにご掲示ください。
ポスターは学会HP(https://www.kekkaku.gr.jp)よりダウンロード可能です。
肺M. abscessus症に対するOmadacycline 300 mg/日、84日間の単剤療法を、プラセボと比較したランダム化二重盲検第2相試験の結果がCIDから報告されています。
66例が登録され、Omadacycline 41例、Placebo 25例に割り付けられました。
■主な結果
・症状改善:34.1% vs 20.0%
・より厳格な症状改善基準:34.1% vs 12.0%
・3回連続喀痰培養陰性化:31.3% vs 8.7%
・2回連続培養陰性:41.7% vs 13.0%
・Day 84で培養陰性:53.8% vs 25.0%
■まとめ
Omadacycline単剤にもかかわらず、症状・菌量・培養陰性化のいずれもプラセボより良好な傾向を示しました。
一方で、空洞病変や重症例は除外されており、治療期間も3か月のみですので、今後のさらなる検討が必要です。
Omadacyclineは肺M. abscessus症における新規経口治療薬として、注目されています。
2026年8月1日(土)に高崎市総合福祉センターたまごホールで開催しました市民公開講座には、お陰様で予想を大きく上回る176名の方々にご参加いただき、大盛会のうちに終えることができました!
参加者の皆様からは「こんな市民公開講座が群馬であるなんて奇跡みたいです。」「とても分かりやすくて良かったです」「いままでずっと不安だったけど、病気と長くつきあっていこうと思いました」「治療に前向きになりました」「若い先生方が病気に正面から取り組んでいる姿が印象的でした」「呼吸リハビリ、運動、栄養療法をすぐ実践しようと思います」「患者さんの体験談に心を動かされた」など、多くの賞賛の声をかけていただき本会開催の意義を心から感じました。
講座の最後には、伊藤優志代表がGunma NTM Salonの二つのミッションを市民の皆様に向けて発表しました。
1. 群馬でも世界水準のNTM治療が行えるようにすること
2. 患者さんがNTMで命を落とさないようにすること
我々はこれらのミッションを胸に刻んで、これからも前に進んでいきます!
また来年も同時期の開催を考えておりますので、詳細が決まり次第お知らせいたします。
末尾となりましたが、ご講演してくださった講師の先生方、貴重な体験談をお話ししてくださった黒澤さん、会の運営を手伝って下さったスタッフの方々、そしてご参加していただいた皆様にこの場を以て感謝申し上げます。
すべてのNTM患者さんに笑顔と安心を
今後ともGunma NTM Salonをよろしくお願いいたします!
2026年6月、米国胸部医師学会(American College of Chest Physicians:ACCP/CHEST)から、成人気管支拡張症の管理に関する新たなガイドラインが発表されました。
本ガイドラインにおける、各薬剤・治療法の推奨について、まとめてみました。
・増悪時の抗菌薬:喀痰培養検査結果を参考に(Very low)
・増悪時の抗菌薬投与期間:10日以上もしくは10日以内をClinical responseによって決定。(Very low)
・緑膿菌除菌療法:明確な推奨はしない。
・吸入抗菌薬(3か月以上):Frequent exacerbations(年2回以上の増悪歴あり)に提案(low)
・マクロライド長期療法:Frequent exacerbationsに提案(moderate)
・ブレンソカチブ:Frequent exacerbationsに提案(moderate)
・アトルバスタチン:推奨しない(low)
・トラネキサム酸:喀血に提案(Very low)
・rhDNase:推奨しない(low)
・高張食塩水吸入:気道クリアランス法として提案(very low)
・ETGOLもしくはACBT:気道クリアランス法として提案(low)
・OPEP:気道クリアランス法として提案(very low)
・HCWFO:気道クリアランス法として提案(very low)
・外科的肺切除術:限局性の気管支拡張で、適切な治療を行っても難治性の症例に提案(Very low)
増悪時の抗菌薬投与期間、緑膿菌除菌療法については、ERSのガイドラインと異なる部分もあるようです。
↓2025年のERSガイドライン
また、本ガイドラインから、ブレンソカチブについても推奨が記載されております。

