お知らせ

2025-10-09 10:00:00

次回開催日は

 

20251017日(金)18 時~

 

になります。

 

今回は明治薬科大学の渡辺史也先生に、クロファジミンについてお話していただきます。

 

その他、症例相談や話題のある方はお気軽にご提示ください。

 

ZoomURLはメールでお送りします。

 

参加希望でメールが届いていない方は、お問い合わせから会員登録をお願いします。

 

 

先日、Journal of Infection and Chemotherapyから渡辺先生のクロファジミンのreviewpublishされましたので、クロファジミンを使用する機会のある先生方は是非ご一読ください。

Clinical considerations of the safety and efficacy of clofazimine in the treatment of nontuberculous mycobacterial disease - PubMed

 

 

 第6回 gunma_ntm_salon_V3.jpg

2025-09-30 10:28:00

 

 

ERS2025がオランダで開催されております。

それにあわせて、気管支拡張症のERSガイドラインが発出されました。

 

European Respiratory Society Clinical Practice Guideline for the Management of Adult Bronchiectasis - PubMed

 

さらに、ERSATS合同のPCDの診断ガイドラインも発出されております。

 

European Respiratory Society and American Thoracic Society guidelines for the diagnosis of Primary Ciliary Dyskinesia - PubMed

2025-09-23 08:42:00

緑膿菌は気管支拡張症の代表的な予後不良因子であることが知られております。

 

インフルエンザ桿菌も気管支拡張症において高頻度で検出される代表的な菌種ですが、増悪や死亡に与える影響については明らかにされていません。

 

インフルエンザ桿菌と気管支拡張症に関するReviewが先日Publishされましたので、まとめてみました。

Haemophilus influenzae in bronchiectasis - PubMed

 

■インフルエンザ桿菌とは

・グラム陰性桿菌(小型で球菌様にも見える)

19世紀後半に初めて報告.

・当初は, インフルエンザウイルス感染の原因菌と考えられていた.

 →のちに, インフルエンザウイルスが同定され, 二次感染であることが判明した.

Haemo:血液, philic:好む, 血液成分:X因子, V因子が発育に必要

・莢膜型と無莢膜型(NTHi)に分類.

 (NTHi=Nontypeable H. influenzae)

・莢膜型はa-fの血清型に分類される.

b型(Hib)は組織侵襲性が高く, 重症である.

 

*気管支拡張症において問題となるのは, NTHi

 

■インフルエンザ桿菌の病原性

Fimbriae, Adhesins:接着因子. 気道への定着.

LipooligosaccharideLPSO-抗原多糖が欠損. 強い炎症誘発作用.

IgAプロテアーゼ:IgA不活化. LAMP(リソソーム関連膜タンパク質)の切断.

・クオラムセンシング

・バイオフィルム形成

 

■インフルエンザ桿菌が気管支拡張症に与える影響

・若年やearly stageに比較的多い菌

・緑膿菌とは排他的に存在

・入院率や死亡率には影響しないと考えられている.

・肺機能やQOLへの影響も明らかでない.

・軽症増悪のリスク因子にはなるかもしれない.

・除菌治療の有効性については明らかでない.

2025-09-07 20:00:00

気管支拡張症において、世界で現在進行中の治験について、まとめてみました。

 

各試験の詳細は、ClinicalTrials.govをご確認ください。

Home | ClinicalTrials.gov

 

BI1291583DPP-1阻害薬、経口薬、phaseⅢ、NCT06872892

 

HSK31858DPP-1阻害薬、経口薬、phaseⅢ、NCT06660992

 

RSS0343DPP-1阻害薬、経口薬、phaseⅡ、NCT06775340

 

XH-S004DPP-1阻害薬、経口薬、phaseⅡ、NCT06981091

 

Itepekimab:抗IL-33抗体、注射薬、phaseⅡ、NCT06280391

 

EnsifentrinePDE3, 4阻害薬、吸入薬、phaseⅡ、NCT06559150

 

CSL787:免疫グロブリン、吸入薬、phaseⅡ、NCT07048262

 

AZD0292:緑膿菌に対するモノクローナル抗体、注射薬、phaseⅡ、NCT07088926

 

CHF6333:好中球エラスターゼ阻害薬、吸入薬、phase/Ⅱ、NCT06166056

 

RESP30XNO、吸入薬、phase/Ⅱ、NCT06663176

 

Brensocatibに続いて、多数のDPP-1阻害薬の治験が走っているようです。

2025-09-06 17:47:00

 

次回開催日は

2025年9月19日(金)18 時~

になります。

 

今回は肺MAC症で使用する代表的な薬剤である、CAM(AZM)、EB、RFPの基本や副作用マネジメントについてお話する予定です。

 

症例相談や話題のある方はお気軽にご提示ください。

 

ZoomのURLはメールでお送りします。

参加希望でメールが届いていない方は、お問い合わせから会員登録をお願いします。

 

第5回 gunma_ntm_salon.jpg

 

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