お知らせ

2026-10-19 00:30:00

 

気管支拡張症におけるICS使用と緑膿菌感染の関連性に関する報告がありました。

 

 

Association of inhaled corticosteroid use with first Pseudomonas aeruginosa isolation in eosinophilic bronchiectasis: a multicenter retrospective study - PubMed

 

 

【背景】

・気管支拡張症に対する吸入ステロイド(ICS)は、感染リスクが懸念されます。

・本研究では、好酸球数別にICS使用と緑膿菌初回分離の関連が調査されました。

 

【方法】

・中国5施設の後ろ向き研究。気管支拡張症719例を最大24か月追跡。

・喘息・ABPA合併例や、過去に緑膿菌が検出された患者などは除外。

・ICS新規使用194例と非使用525例を比較。

・血中好酸球数を、≥300、100–299、<100/µLの3群に分類。

・評価項目は緑膿菌の初回分離。

・多変量Cox解析で、患者背景や重症度を調整。

 

【結果】

・69例(9.6%)で緑膿菌が初めて分離されました。

・ICS使用の調整ハザード比は、好酸球数≥300/µLで4.15、100–299/µLで3.13。いずれも有意でした。

・好酸球数<100/µLでは、有意な関連はありませんでした。

・ICSの種類による差は認めませんでした。

 

【コメント】

 

好酸球数が高い患者でも、ICS使用による緑膿菌感染には注意が必要と考えられます。